英語スキルで最優先でスピーキングレベルを上げた方がよい理由

言語スキルを上げるには読み、書き、聞く、話すの4つの底上げが大事だ。しかし、大人になってから、新たな言語を学ぶ時にこの4つを同時に平均的に学習しても上達するのは難しい。

英会話学習で挫折する一番の理由は、上達している実感をあまり感じられないからだ。日本で生活している限り、外国人と英語でやりとりする機会はほとんどない。

そうなると英会話スクールやネットでのコミュニケーションになるが、この4つの中でもスキルを上げやすいのが、スピーキング能力だ。

ほとんどの人は英語で話すことは苦手だと感じている。英検1級を持っている人でも、スピーキングとなると、まともに話せないという人は多い。僕は英会話スクールに通い始めて、ものの1ヶ月くらいで、変な間を作らずにテンポよく会話できるようになった。

それはスピーキングに特化して英語を学んだからだ。日本人が英語を勉強するとなると、ほとんどが読み書きから入る。学校の授業も大半が読み書きに当てられていた。

しかし、実際に英語で文章を書いたり読んだりする場面などほとんどない。現在はフェイスブックやメールなどで文章に接する機会が増えてからといって、その内容はほとんどが日常会話をただ文字にしただけのものだ。

フェイスブックの投稿など見ても、どこに行った、何を食べたなどで僅か数行で終わるような内容ばかりだ。かしこまった長文の文章を書くなど、ほとんどの人はしていない。

読みに関しても、日本人は識字率が高いので、ネットや本などで文字に触れる機会は多いが、大半が日常会話で使われることがない。

例えば、

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この見出しの内容のそれぞれの英単語をどれだけ知っているだろうか?おそらく一個も知らないという人が大半だろう。日本人だから自然と毎日ニュースに触れて意味を理解できるが、これが英語で書いてあると、ただの記号の羅列にしか見えずに、結局翻訳しながら読まなければならない。

ほとんど使うこともない単語を必死で覚えるほど苦痛なことはない。これが仕事に関わる単語なら必要性があるが、一々流し読みするニュース程度の内容を、必死の覚えるのは効率という点からも悪い。

そうなると、「聞く」「話す」が残るが、聞くのはかなり難しい。知っている英単語でも、イントネーションが聞き取りづらいため理解できないということもあるし、何より相手の趣味趣向などにかなり左右されるため、知らない地域や話題では知らない単語のオンパレードということになりかねない。

ある程度ヒアリングができるようになっても、アメリカンドラマを観たらさっぱり理解できないという人も多い。ドラマなどはスラングなども多様するし、ロサンゼルスを舞台にしている場合は、その地域名や住んでいないと分からないような英単語が出てくるためだ。

その点スピーキングは完全に自分でコントロールできる。相手にも左右されずに、好きな分野などのに特化して覚えることができる。覚えた単語はすぐに使うことができるし、スキルアップを実感しやすい。

もちろん一人でただ話すだけでは物足りないので、覚えた内容は英会話スクールなどで話を聞いてもらえばよい。僕はそうやって、自分の話したいジャンルに絞って英会話していたので、講師から短期間でペラペラ話すのでよく驚かれていた。

恐らく講師は「日本人のポテンシャルはやはり凄い」と思っていただろう。しかしこれは会話をこちらでコントロールしていたからで、相手に一方的に話されると理解できないため、こうはならない。

しかし、こうやってスピーキングに特化して英会話スキルを磨くと、周りの人が評価されやすいため、より努力しようとする。やはり人は褒められると、自然にもっと上を目指したくなるものだ。こうやって努力を可視化させることで、英語に接する時間が増えて、英語の総合力もアップするようになる。

日本人は話すことが苦手と言われるが、実はそんなことはない。ただ絶対的に話す時間が足りないからだ。外国人がいないと話せないわけではなく、独り言ならいくらでも、話をすることができる。

お薦めなのが、普段頭の中で考えている独り言を、ボイスレコーダーに録音することだ。頭の中で考えていることは、瞬間的に思い浮かべてすぐに忘れるが、録音すれば後で聞き直し、記憶に定着することができる。

そして録音すると、自然と色んな単語が思い浮かびつい3分くらい話したりする。そうやって、話したい欲求をどんどん膨らませるとスピーキング力はメキメキアップする。