日本人の質の高い仕事っぷりを世界は求めている

日本企業が世界中で受け入れられている要因のひとつに現場主義がある。メイドインジャパンの商品は世界各国で長年、最高評価を得ており、そのおかげで経済大国になり、豊かな生活を送れている。

なぜ日本製品やサービスが高品質なのかというと、現場主義が徹底されているからだ。これはどこの国にもない強みで、日本では「お客様は神様」という言葉があるように、顧客満足を得るために、経営者、中間管理職、社員、パートと一丸になってサービス向上に勤めている。

クレームがあれば、昼夜問わずに迅速に対応して誠心誠意を尽くす。現場ではクレームを出した後にどうフォローするか、という教育を叩きこまれ自社の非を徹底的に詫び改善に務めるのが当然の事だ。

外国人が日本旅行を何度もリピートしたくなる最高のおもてなしパワー

以前タイ人が北海道を旅行した時に海鮮丼を頼んだのだが、半分くらい食べた時に髪の毛が入っていることに気づき、店員に取ってもらうように伝えた。すると、髪を取り除くのではなく、また作り直して海鮮丼を出してもらい、更に量もアップしていた。

そして支払いの際には「この度はご迷惑をお掛けしたので、お代を頂くわけには参りません」といって料金をサービスされ、とても感動したと言っていた。

ここまで徹底して誠心誠意を尽くされることは海外では有り得ないので、多くの外国人は日本に旅行した際に、感動して日本のサービスの素晴らしさをまた体感したいと思い、リピーターになる人は多い。

日本の消費者はとても厳しい目を持っているので、必然的にクレームが多くなり、企業はクレームに対応することでサービスを常に改善している。

海外で日本人の人材が求められている理由

日本と海外企業の大きな違いは、現場レベルの従業員の質がとても高いことだ。最近、円安の追い風もあり、大手企業の工場が日本に戻ってきているが、コストが安くなったというだけでなく、日本人の質の高さを再認識しているからだ。

人件費ベースでみたら、確かに東南アジアの人材はコストが安くつくが、教育にかかるコストや生産性を考慮すると、自発的に改善を意識して取り組む日本人とは大きな差があり、これは埋められない壁だ。

日本人が国内で培った現場主義は、一般従業員でも重要性を認識しており、このスキルは海外で重要視されている。英語が話せる人間は何億人といるが、現場主義を本質的に理解し英語で伝えられるのはやはり日本人が一番だ。

今は英語が話せないという理由で、国内だけに留まっている人材は、英語ができれば世界で引く手あまたの人材になることは間違いない。

テクノロジーが発達して、より高度な仕事を求められる時代だからこそ、グローバル視点で高度な改善力を発揮できる日本人は、英語力を身につけることでその強みを発揮できるだろう。