英会話レッスンは語学を学ぶ場ではない

オンライン英会話スクールを毎日活用していて常に感じることがある。それは言語学習は人から教わるものではない、ということだ。

僕は英会話レッスンを初めて2ヶ月程で、ほとんど会話に詰まることがなくなった。まだ片言でしか話すことができず、ボキャブラリーも少なかったので、ネイティブが僕の英語を聞いたら小学生と話している感覚になっただろう。

しかし、それでも十分会話を楽しむことができた。僕はとにかく会話が好きで、スピートはエンターティメントだと思っている。だから言語問わず相手との空気感を読みながら、言葉が自然と出てくる。

長年営業をやっていたこともあり、多くの人と接してきた。だから、感覚的にどうすれば相手の感情が動くかというのは理解している。言語は1人は勉強するという感覚ではダメだ。

この人と話しがしたいという強い欲求を満たす感覚が大切だと思う。最初の方はテキストを使ってレッスンをしていた。しかし面白くない。テキストに書いてあることを読むだけなら自分でできる。スペルが分からなければ、グーグル翻訳で読み上げればいいだけだ。

外国人で日本語が分かる講師はほとんどいない。フィリピンではミンダナオ国際大学という日本語を勉強している学生がいる。日本語検定の資格保持者の数人と会話したが、かなり初歩的な日本語しか理解できない。

だから日本語ができるからといってサポート的な役割は期待しないほうがよい。日本語は特有の言い回しが多く、英語に翻訳する時に悩むことも多々ある。僕は常にグーグル翻訳を活用しているが、なるべく文章を短く区切れば、大抵の内容は伝えることができる。

僕が英語教師に求めるのは、会話中の片言の英語をリアルタイムで、正しい文章にして、メッセージを送ってもうことだけだ。しかし、その事を事前に要求しても、こちらの意図したレベルで応えてくれる講師はほとんどいない。だから、片言で話をしたまま会話は終了する。

この問題も、レッスンが終了した後に、会話の内容を復習して、グーグル翻訳で文章にすれば解決する。

講師の気持ちも分かる。会話というのは流れが大切だ。だから一々会話をテキスト化していたら、会話の流れが止まってしまう。一度、相手の回線がとても悪くて、聞き取りづらく会話のほとんどの内容をテキスト化して送ってもらった。

そしたら会話という感じではなく、話が盛り上がない。質問して答えて終わり。これだと金払ってまでやる意味無いなと感じた。それこそSNSで好きなだけ外国人とチャットをすればいい。

今はテキストは一切使わなくなった。テキストの内容で参考になる言い回しを事前に覚えておき、会話中に使うくらいだ。会話というのはアドリブが全てだ。だから片言でもとにかく、頭の中から瞬時にひねり出すことがとても大事だと感じている。

そう、僕にとって講師との会話は常に本番だ。だから必ず先に話題を決めておく。英会話を受講するという感覚は全くない。英語では「Take a lesson」というように受け身ではなく、能動的なものだ。ましてや義務教育でもなく、身銭を切って時間とお金を投資している。だから講師に身を委ねる感覚は全くない。

教師が僕とって興味の無い話題をする時は話題を変える。「私はこの話題を話したい」とはっきり伝えている。特にオンライン英会話スクールは、講師との関係が希薄だ。講師も1日に何十人もの生徒を受け持つ。だから毎回初めてという感覚だ。関係性が深まるということはほとんどない。まあ、毎日同じ講師だったら多少は理解してくれるかもしれないが、大したメリットはない。

毎回同じ講師だと、パターンが読めて刺激が無くなる。そもそも、国も文化も、仕事も違うのに、シェアできる情報は限られている。成長するには、常に自分が新しい話題を作っていかないといけない。

しかし、ほとんどの講師は20代前半の女性。講師以外の職務経験も少ない。大多数を占めるフィリピン人は外国にも行けず、生活も大変なので、日本人が求めるような情報を知ることは少ない。そうなると、同じ相手だとほぼ一方的に事前に仕込んだネタを話して終わりだ。

だから、プロフィールで相手の専門分野を見て、話題が膨らませやすい講師をチョイスするようにしている。

英会話を習得するのは、他の知識に比べて特殊だ。何せ言語が分からないのだから、教えてもらいようがないのだ。だから自分で知るしか方法がない。しかし、だからこそ能動的に学習するようになり、スキルアップを実感できるようになる。